KACパートナーシッププログラム2025採択事業
あれがここ、ここがあなた、あなたがそれに成っていく
この世界では
あらゆる「もの」がズレて、重なり、入れ替わる
ある日の昼下がり、少女アリスは庭で暇を持て余していた。
そこへ、喋る白うさぎが通りかかる。
うさぎが喋ることに驚いたアリスは、うさぎを追いかけ穴に落ちてしまう。
穴の先は、全てが奇妙で、あべこべな、不思議の国だった。
アリスは様々な生き物と出会いながら、奇想天外な冒険を繰り広げていく。
劇団三毛猫座の3年ぶりの本公演は
ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」の全編上演。
俳優6人で30を超えるキャラクターを演じ分ける本作では、
ルイス・キャロルによるナンセンスな噛み合わない会話と、
パロディ・言葉遊びが存分に織り込まれた詩が混ざり合いながら、物語が紡がれていきます。
俳優は役(アイデンティティ)を、言葉は詩とセリフを行き来し、
”こうあるべきもの“が崩れていくことで、観客を混沌の世界へ誘います。
本作で舞台美術の制作に迎えるのはアートプロジェクト副産物産店。
アーティストのアトリエから出る魅力的な廃材="副産物"による舞台美術もまた、
廃材というアイデンティティをスライドし、舞台美術として立ち上がります。
劇団三毛猫座×副産物産店による、madでchaosな「不思議の国のアリス」をどうぞお楽しみに!
原作:ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
脚本:永久(劇団三毛猫座)
演出:neco(劇団三毛猫座)
美術:副産物産店
主催:劇団三毛猫座
共催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)